比率判別について書いてみた


どうも!やましゃと申す者です。

今回は僕のきっかけ(?)となったこちらのツイート
これに寄せられたある意見を元に記事を書いてみました。

それは

『こんだけ話題になってていいねしちゃったけどそもそも比率判別って何?』


これと同じ趣旨の意見や解釈が僕と違う意見を見たので僕なりの

『比率判別』に対する考え

を述べていこうと思います!

わからない所や『そこ違う!』という所がありましたら気軽にお声がけください。


1. 比率判別とは?


通常パチスロにおいて台の挙動で設定判別をするとき何を行いますか?

そう小役、ゲーム数を数えることです。
(いやまず解析サイト見るやろ!とかは察して貰えると助かります笑)

そして

(小役の回数) ÷ (ゲーム数)


を計算することで小役確率を出して
それを解析値と見比べることで設定判別しますね。


ただこのゲーム数というのは

設定差がない部分

も含んでしまっています。

設定差がない部分をなるべく省き

(高設定で引きやすい小役の回数)÷(高設定で引きにくい小役の回数)


とすることが比率判別のやり方です。

ちなみに

(高設定で引きやすい小役の確率)÷(高設定で引きにくい確率)


としても同様です。

自分で数えた小役の比率を出す時は前者
解析値から比率を出す時は後者

を用いれば良いですね🙆‍♀️
 

言葉で並べてもよくわからないって方が多いですよね。

とりあえず例を挙げるのでこれで少しは理解してもらえればと思います!

たくさんのフラグのあるパチスロで考えるとわかりにくいので
クジ引きで考えていこうと思います。


2. 例


【箱で考える】


2つの箱を用意してそれぞれ
『設定1』
『設定6』
と名前をつけます。

それぞれの箱には10個の色の着いた球が入っており
1つ引く→箱に戻す
という方法でのみ色が確認できます。

この箱の設定を判別しよう!
ってことをやっていきます。

次に2つの箱の中身を定義します。

それぞれの箱の中身を
設定1 : 赤1つ、青4つ、白5つ
設定6 : 赤3つ、青2つ、白5つ


とします。

するとこの箱の設定を判別するための数値(小役確率)は


設定1 : 1/10
設定6 : 3/10=1/3.33

設定1 : 4/10=1/2.5
設定6 : 2/10=1/5

全設定共通 : 1/2

となりますね。
この数値がスロットでいう解析値にあたります。

今回はよく解析サイトに載っている分子が1の形の分数にしたいので『≒』とするべき部分も『=』にしてしまっています。


当然

赤が引ける方が設定が良いに決まってるやろ!


と思いますよね。

でも、本当にそうでしょうか?

例えば5回引いて

A : 赤赤青青青
B : 白白白赤青

ならどうでしょう。

直感的には分かれると思います。


設定差が3倍もある赤が2回も引けてるんだからAの方がいいに決まってるやろ!


という人もいれば

低設定で2倍引きやすい青を3回も引いてるAは悪い!


はたまた

Bは白ばっかだし青の確率も設定6…粘る価値あり!


という人もいるでしょう。

さぁそんな時は設定判別です!


まずはA,Bそれぞれの

小役確率

を出します。


A


2/5  = 1/2.5

3/5=1/1.66

0/5=0

B


1/5

1/5

3/5 = 1/1.66

小役確率の解析値と実践値を下にまとめておきます。

ここで見比べて分かることは


Aは赤は設定6以上に引けているが青を設定1以上に引けてしまっている。

Bは赤は設定1と6の中間くらいで青は設定6と同確率となっている。


ということですね。


この結果から


赤が多く引けてるAの方が本当に良いかどうかはわからない


ということが分かります。


さらに、こうして見ると

小役確率を用いた判別は直感的に分かりにくい!


と感じませんか?


もちろん挙動での設定判別をたくさんやっている方で
この程度ならどっちが良いのか一目瞭然
の方もいるとは思います。



次に

比率判別

をやっていきます。

まず比率を設定ごとに見ていきます。

今回は

高設定が引きやすい赤


低設定が引きやすい青


全設定共通の白


という3つの構成なので
白を除いた

赤:青の比率


で見ていきたいと思います。

先ほどの解析値を用いて比率を出すと


設定1 赤 : 青 = 1/10 : 3/10 = 1 : 3

設定6 赤 : 青 = 3/10 : 2/10 = 3 : 2



もっと直感的にするために小数にしてみると


設定1 

1 ÷ 3 = 0.33


設定6 

3 ÷ 2 = 1.5


こうしてみるととんでもない差になりますね…


次に、A, Bの比率を出してみます。


A


赤 : 青 = 2 : 3

小数にすると

2 ÷ 3 =0.66


B

赤 : 青 = 1 : 1

小数にすると

1 ÷ 1 = 1.0


ということで比率で出した数値をまとめると

設定1 : 0.33


設定6 : 1.5


A : 0.66


B : 1.0


となります。
比率判別するとBの方がAよりも設定6に数値が近いことが分かります。


したがって


小役確率を見比べるよりも比率判別を用いる方が直感的に分かりやすい


ということが分かります。



3 . メリット・デメリット


ここまで例えを用いて比率判別のやり方を見てきました。

次にメリット・デメリットについてをまとめたいと思います。

メリット


① 設定差がない部分を省くのでより厳密に設定差のある部分を見ることが出来る。

そのままの意味です。
通常の小役の確率を出すやり方は設定差がない部分がノイズとなってしまっているんですね。

② ゲーム数を数える必要がなくなる。

設定差のあるもの
設定差のないもの
を数えれば良いので総ゲーム数を数える必要がなくなります。

これは番長3なんかで取り上げられるメリットですね。


③ ツールを用いなくてもある程度の推測がしやすい。

①,②のメリットが取り上げられがちですが僕個人としてはこの部分が1番重要だと思ってます。

『小役をカチカチしてそれをツールに入れたら設定判別できるじゃん』

これはたしかにそうなんです。

人気機種で長生きする機種ならば少し待てば高性能で
さらには無料で使えるような超優秀なツールが出てきます。
(期待値見える化さん、すろぱちくえすとさん、全六さん等)
ハナビや番長3が良い例ですね。

しかし、短命な機種が多い昨今の環境を考えたら

自分で考え数値化すること


これが新台の挙動のみを判別する場合に
周りと差をつける部分になると僕は考えています。

デメリット


① 1回小役を数え間違えると数値により大きな影響が出てしまう。

これはメリットの①と表裏一体ですね。

設定差がある/ない部分だけを考えてるので
もちろん数え間違えはそれだけダメージが大きいです。

② 解析まとめサイトに数値が書いていないことや、ツールに入れることが出来ないことがある。

今度はメリットの③と表裏一体です。

まとめサイトやツールにない場合
その都度自分で考えることになります。

計算方法の間違い、計算ミスなどをした場合数値がズレて低設定を高設定と思い込んで打ってしまう可能性があります。

全ては自己責任ってことですね。


今回は比率判別にスポットライトを当てて記事を書いてみました。

ちなみに

台の挙動


と強調してるのは設定判別はそもそも台の挙動以外に見るものが多すぎるからです。


今回は自分の箱のみについて見ましたが実際ホールで見ることは

箱の置かれる位置にクセはないか?


箱の設定配分はどのくらいか?


そもそも設定6の箱はその店に存在するのか?


ライバルはどんな箱を選んでいるか?


周囲の箱の内容はどうか?


…などなど


ただそこの話をし始めると今回の内容とは脱線してしまうので
この話はまたどこかでする
…かもしれません笑

僕ごときが設定狙いについて語るのもおこがましいので
記事を出すとしてもまだまだ先ですかね笑

ここまで読んでくださった方
おつかれさまです。
いかがだったでしょうか。

読みにくい文章ですみません。
いろいろこれから学んで行きます。


新米ブロガーにつき皆さんの意見を聞き
より良いものを作って行ければと思いますので

たくさんの意見をお待ちしております!


今回はこの辺にしておきます。
では!

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